何から始める?を、順番に解決するガイド
当ページには広告が含まれます。
ホーム捨ててはいけないもの > 貴金属・ブランド品
品目別 / 捨てる前に確認したい遺品

遺品整理で出た貴金属・ブランド品
― 刻印の見方と、押し買いから身を守る方法

最終更新:2026年7月25日

このページで分かること

指輪、ネックレス、腕時計、ブランドバッグ。遺品のなかで、もっとも価値が残りやすいのが貴金属とブランド品です。金やプラチナは、壊れていても素材そのものに相場があります。

ただし同時に、もっともトラブルが多い品目でもあります。このページでは、刻印の見方と付属品の確認に加えて、「押し買い」と呼ばれる訪問購入から身を守る方法までお伝えします。

価値があるものだからこそ、誰に、どう渡すかが重要になります。急がず、比べてから決めてください。

前提壊れていても価値が残る理由

貴金属がほかの遺品と違うのは、ここです。

金・プラチナは、素材そのものに相場があります

切れたネックレス、片方だけのイヤリング、変形した指輪。デザインが壊れていても、金やプラチナである限り、素材としての価値は残ります。「壊れているから捨てる」という判断が、いちばんもったいないケースです。

対象になりうるもの:指輪/ネックレス/ブレスレット/イヤリング/ブローチ/金歯/記念コイン/仏具(金メッキでないもの)/メガネのフレームなど

「これは違うだろう」で捨てないでください

金歯やメガネのフレーム、仏具など、装飾品に見えないものに貴金属が使われていることがあります。判断がつかないものは、まとめて見てもらうのが確実です。

確認刻印の見方

小さな刻印が、素材を示しています。虫めがねがあると見つけやすくなります。

刻印意味
K24 / 999純金(24金)
K18 / 75018金。金75%。ジュエリーで最も多い
K14 / 58514金。金58.5%
K10 / 41710金。金41.7%
Pt900 / Pt850プラチナ。900は90%、850は85%
SV925 / SILVER銀(スターリングシルバー)
GP / GF / K18GP金メッキ・金張り。素材としての価値は大きく下がります
💡 刻印はどこにあるか

指輪なら内側、ネックレスやブレスレットなら留め具の近く、ピアスならポストの部分に刻まれていることが多いです。摩耗して読めないこともありますが、その場合も査定で判別してもらえます。

確認ブランド時計・バッグで確認したいこと

時計は、動かなくても価値が残ることがあります

電池切れ、止まっている、ガラスが割れている――そうした状態でも、ブランドや機種によっては評価されます。「動かないから捨てる」の前に確認してください。

ただしご自身で電池交換や修理に出すのは避けてください。費用が買取額を上回ることや、正規でない修理が評価を下げることがあります。

付属品をそろえると評価が変わります

時計もバッグも、付属品の有無が評価に影響します。押し入れやタンスの奥も探してみてください。

やってはいけないこと

革のバッグを自分でクリーニングしたり、クリームを塗ったりしないでください。かえって傷むことがあります。金属も磨かず、そのままの状態で査定に出してください。

貴金属・時計・バッグをまとめて無料査定してもらう(バイセル)

ブランド時計・バッグ・ジュエリーの出張査定を申し込む(ウリエル)

最重要押し買い(訪問購入)に注意してください

貴金属は、訪問購入のトラブルが特に多い品目です。国民生活センターにも相談が寄せられています。

典型的な手口

「不要な洋服を買い取ります」と電話や訪問で持ちかけ、家に上がってから貴金属を出すよう求める——という形が知られています。断りにくい雰囲気をつくり、安い価格で強引に買い取っていく手口です。

遺品整理の最中は、家に物が多く、判断も追いつきません。そこを狙われることがあります。

⚠ 訪問購入には、クーリング・オフ制度があります

業者が訪問して買い取る「訪問購入」は特定商取引法の規制対象で、契約書面を受け取った日から8日以内であれば、契約を解除できます。

さらに、クーリング・オフ期間中は、業者に物品の引き渡しを拒むことができます。「もう渡してしまった」場合でも、期間内なら返還を求められる可能性があります。

まずは消費者ホットライン「188」にご相談ください。相談は無料です。

💡 「自分から申し込む出張査定」と「向こうから来る訪問購入」は別物です

当サイトで案内しているのは、ご自身の意思で申し込み、日時を決めて来てもらう出張査定です。一方、頼んでいないのに訪問してくる、電話で勧誘してくるのが押し買いです。

頼んでいない訪問には、玄関を開けない・家に上げないのが最も確実な対策です。

税金相続税がかかる場合があります

貴金属も相続財産です

現金や不動産と同じく、貴金属・宝飾品・ブランド品も相続財産に含まれます。相続税の申告が必要になる場合は、これらも財産として計上する必要があります。

相続人が複数いる場合は、誰がどれを引き継ぐか、売却するならその代金をどう分けるかを、事前に話し合っておくことをおすすめします。あとから揉めやすい品目です。

⚠ 相続放棄を考えているなら、売却も処分もしないでください

遺品を売却すると「相続を承認した」とみなされ、相続放棄ができなくなる可能性があります。とくに貴金属は財産的価値が明確なため、影響が大きくなります。故人に借金がある可能性がある場合は、弁護士・司法書士にご相談ください。

実践査定の進め方

貴金属は業者による評価差が出やすい品目です。1社で決めないでください。

💡 ほかの遺品もまとめて確認したいとき

捨ててはいけないもの17選(判断リスト)を見る

ほかの品目:着物 / 骨董・掛軸 / 切手・古銭 / カメラ

よくある質問

刻印がない貴金属でも、買い取ってもらえますか?
見てもらえます。刻印が摩耗して読めない場合や、もともと刻印がない場合でも、専用の機器で成分を調べて判定してもらえます。刻印がないという理由で処分しないでください。
壊れた時計やちぎれたネックレスも対象になりますか?
なります。金やプラチナは素材そのものに相場があるため、形が壊れていても価値が残ります。時計もブランドや機種によっては、動かない状態でも評価されることがあります。
ギャランティカードがないブランドバッグはどうですか?
査定してもらえます。付属品がそろっているほうが評価されやすいのは事実ですが、本体だけでも対象になります。あとから見つかることもあるので、押し入れやタンスの奥も探してみてください。
「不要な服を買い取ります」と電話がありました。応じてよいですか?
慎重にご判断ください。衣類を口実に訪問し、貴金属を求める手口が知られています。頼んでいない訪問には、玄関を開けないのが確実です。すでに契約してしまった場合でも、訪問購入なら書面を受け取った日から8日以内はクーリング・オフができます。まず消費者ホットライン188にご相談ください。
売ったお金に税金はかかりますか?
状況によります。貴金属は相続財産にあたるため、相続税の対象になる場合があります。また売却益が生じた場合の課税関係も、金額や状況によって異なります。金額が大きい場合は、税理士にご確認ください。
▲ ページの上に戻る

このページについて
刻印に関する記述は貴金属の一般的な表示規格にもとづくものです。買取価格に関する記述は価格を保証するものではなく、評価は品物の状態・時期・依頼先および相場によって変動します。
・訪問購入のクーリング・オフについて/特定商取引法(消費者庁)
・訪問購入に関する相談事例、消費者ホットライン188/独立行政法人 国民生活センター
・相続財産・相続税について/国税庁 ・相続放棄について/法務省
※ 制度の詳細は各公的機関の公式情報をご確認ください。個別の判断は専門家にご相談ください。

▲ ページの上に戻る